SNS規制のやっかいな問題(週刊プレイボーイ連載656)
2024年11月、オーストラリア議会が16歳未満のSNSを禁止する世界初の法案を可決しました。対象となるのはFacebook、Instagram、X、TikTok、Snapchatで、その後YouTubeが加えられ、今年…
続きを読む →「週刊プレイボーイ」の連載コラムを、編集部の許可を得て週遅れで全文公開。この連載は集英社より「理由があるシリーズ」として書籍化もされています。
2024年11月、オーストラリア議会が16歳未満のSNSを禁止する世界初の法案を可決しました。対象となるのはFacebook、Instagram、X、TikTok、Snapchatで、その後YouTubeが加えられ、今年…
続きを読む →オープンAIが開発する対話型AI(人工知能)Chat GPTが新モデルGPT-5を発表すると、世界中で「冷たくてつらい」「唯一の友人を失った」などという嘆きの声があがり、旧モデルGPT-4oに戻してほしいという署名活動が…
続きを読む →「反ワクチン」を押し出して得票率2%を超え、代表の神谷宗幣氏が初当選した2022年の参院選のあと、参政党は「Do It Yourself(DIY)」を合言葉に、全国に289ある小選挙区のすべてに支部をつくる運動を開始しま…
続きを読む →この夏の参院選では「外国人問題」が焦点になり、「外国人が社会保障制度にただ乗りしている」との主張があふれましたが、これを論じる前提として、まずは制度の基本を押さえておく必要があります。 外国人であっても、日本に居住してい…
続きを読む →7月20日に行なわれた参院選では、結党5年目の参政党が大きく票を伸ばし、主要政党の一角を占めたことが衝撃を与えました。 コロナ禍の2022年に行なわれた参院選では「反ワクチン」を掲げ、ノーマスクで選挙戦を行なうなど一部で…
続きを読む →参院選は与党の自民・公明が過半数割れの大敗となり、反ワクチン運動から始まった参政党が大きく票を伸ばしたことで、戦後日本の政治が地殻変動を起こしたといわれています。 この選挙結果にはさまざまな要因があるでしょうが、そのなか…
続きを読む →イギリス議会下院は6月20日、終末期の成人が死を選ぶ権利を認める歴史的な法案を可決しました。それに先立つ5月27日にはフランス国民議会(下院)でも、終末期患者に厳格な条件のもとで致死量の薬の投与を認める「死への積極的援助…
続きを読む →香港・深圳から東南アジアを3週間かけて旅しました。 最初に訪れた香港は、民主化運動(時代革命)の活動家たちが亡命するか逮捕され、数年前の熱気はあとかたもなくなっていました。不動産価格が下落して景気は減速しているとされます…
続きを読む →あなたのまわりにも、何気ない言葉やささいな態度を自分に対する攻撃だと思い、過剰に反応してしまうひとがいるでしょう。こうした被害妄想が重度になると、精神医学では「パラノイア」と呼ばれます。 このひとたちは「精神疾患」と診断…
続きを読む →魚や鳥、昆虫、哺乳類など、群れをつくる生き物はたくさんいます。もちろんヒトもその仲間で、何百万年ものあいだ徹底的に社会的な動物として進化してきました。 群れのなかで暮らすメリットはいろいろありますが、そのなかでも重要なの…
続きを読む →2022年にパーソル総合研究所が18カ国・地域を対象に「管理職になりたい割合」を調べたところ、日本は19.8%でダントツの最下位でした。日本の会社では、5人の平社員のうち4人が管理職への昇進を望んでいないのです。 この調…
続きを読む →野党から「あんこの入っていないあんパン」などと批判された年金改革法案は、与野党の修正協議を経て、基礎年金の底上げが復活することになりました。 そもそもこの問題は、年金の財政検証によって、32年後の2057年度には(24年…
続きを読む →トンランプ政権の関税措置では、日本は無茶な言いがかりをつけられているという報道があふれています。たしかに、日本に24%の追加関税を課す根拠となった計算式はいい加減で、経済学者らからの批判を受けて、アメリカ側は説明を放棄し…
続きを読む →インターネット上に性的な広告があふれるようになって、子どもの保護の観点から規制を求める声が高まっています。料理レシピのサイトを運営する会社が、「子宮」などの表現を含む性的コンテンツが表示されたとして謝罪する事件も起きまし…
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