10年後の政治の景色は変わっているだろうか 週刊プレイボーイ連載(619)
「派閥とカネ」の問題で揺れた岸田政権の後任を争う自民党総裁選は、石破茂氏が高市早苗氏との決選投票を制して第28代総裁に選出されました。 主要派閥の多くが解散した今回の総裁選でわかったのは、派閥の締めつけがなければ候補者が…
続きを読む →「週刊プレイボーイ」の連載コラムを、編集部の許可を得て週遅れで全文公開。この連載は集英社より「理由があるシリーズ」として書籍化もされています。
「派閥とカネ」の問題で揺れた岸田政権の後任を争う自民党総裁選は、石破茂氏が高市早苗氏との決選投票を制して第28代総裁に選出されました。 主要派閥の多くが解散した今回の総裁選でわかったのは、派閥の締めつけがなければ候補者が…
続きを読む →石破茂氏が自民党の新総裁に選出されましたが、選挙戦で注目されたのは解雇規制の緩和です。 この問題を考えるには、「そもそも日本的雇用とはなんなのか?」から始めなければなりません。これは一般には、日本が年功序列と終身雇用の「…
続きを読む →自民党総裁選に出馬表明した河野太郎デジタル相が、年末調整を廃止し「すべての国民に確定申告していただきます」とSNSに投稿をしたことが、ネットニュースで話題になっています。 よく知られているように、会社員は給与から税・社会…
続きを読む →わたしたちはなぜブランドものに夢中になるのか。その理由はいまから100年以上前に、アメリカの経済学者・社会学者のソースティン・ヴェブレンによって解き明かされました。 スコット・フィッツジェラルドの小説『グレート・ギャツビ…
続きを読む →今年の8月は例年になく暑い日が続きましたが、それに輪をかけてネットも燃えました。 まずは人気女性タレントの“誤爆”事件。お笑い芸人がオリンピックにかけて、「生きてるだけで偉いので皆、優勝でーす」とSNSに投稿したところ、…
続きを読む →原爆投下から79年目となる平和祈念式典で、長崎市長は被爆した詩人の「原爆を作る人々よ! 今こそ ためらうことなく 手の中にある一切を放棄するのだ」を引用し、核兵器廃絶を訴えました。 ところがその場には、原爆を投下したアメ…
続きを読む →パリ五輪のボクシング女子で金メダルを獲得した選手の「性別」をめぐって、世界的な論争が起きています。 渦中にいるのは、アルジェリア(66キロ級)と台湾(57キロ級)の選手で、ともに昨年の世界選手権で、国際ボクシング協会(I…
続きを読む →体操女子のパリ五輪日本代表で主将だった19歳の選手が、飲酒と喫煙によって出場を辞退しました。 この問題を考えるには、飲酒や喫煙が法によってどのように定められているかを確認しておく必要があります。 20歳未満の飲酒/喫煙は…
続きを読む →ダイヤモンド社と共同で行なっていた「海外投資の歩き方」のサイトが終了し、過去記事が読めなくなったので、閲覧数の多いものや、時世に適ったものを随時、このブログで再掲載していくことにします。 今回は2016年9月1日公開の「…
続きを読む →ドナルド・トランプがペンシルベニア州で選挙演説中に狙撃されました。 現場で射殺された容疑者は、短期大学を卒業後、地元の介護施設で働いていた20歳の若者で、自宅や車のなかから大量の爆発物が見つかりました。動機は今後の解明を…
続きを読む →7月7日に行なわれた東京都知事選は、小池百合子氏が290万票あまりの得票で圧勝し、3選を決めました。 新聞社の出口調査によると、全体の約7割が2期8年の小池都政を「大いに評価する」「ある程度評価する」と答えました。そのう…
続きを読む →小池百合子氏が三選を決めた7月の東京都知事選は、56人が立候補するという“お祭り”状態になりました。ポスターを貼る権利を販売するという奇策によって特定の政党から24人が立候補していますが、それを除いても32人もの候補者が…
続きを読む →2023年7月、札幌ススキノのラブホテルで頭部が切断された死体が発見され、当時29歳の娘が主犯、父母が共犯として逮捕されました。父親は地元では評判のいい精神科医で、被害者が女装を趣味とする異性愛者の男性だったこともあり、…
続きを読む →「事実は小説なり奇なり」という事件のひとつです。 警備会社で働いていた70歳の女性は、職場の男性の「ババア」という言葉が自分に向けられたものだと思い、年齢のせいで不当な扱いを受けていると感じます。 その頃女性は、ネットで…
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