第100回 続・お宝を教えぬ生保(橘玲の世界は損得勘定)
生保の個人年金の受給開始を60歳から65歳まで5年間延ばしただけで、「責任準備金差額金の清算金」が発生して、約190万円(総受給額の16%)が銀行口座に振り込まれた知人の話を前回書いた。その彼女から、「こんなものを見つけ…
続きを読む →生保の個人年金の受給開始を60歳から65歳まで5年間延ばしただけで、「責任準備金差額金の清算金」が発生して、約190万円(総受給額の16%)が銀行口座に振り込まれた知人の話を前回書いた。その彼女から、「こんなものを見つけ…
続きを読む →20年くらい前に、知人から保険の見直しについて相談されたことがある。彼女が加入していたのは積立型の終身保険と個人年金保険で、正直、かけすぎに思えたが、予定利率が5.5%(現在は0.25%程度)という、俗にいう「お宝保険」…
続きを読む →ずいぶん前の話だが、那覇から東京に戻る最終便が大幅に遅れて、羽田空港に着いたときは公共交通機関の終電はとうに終わっていた。しかたがないのでタクシー乗り場に行くと、案の定、長蛇の列ができている。 列の先頭で拡声器をもった係…
続きを読む →新型コロナで第1回の緊急事態宣言が発出されていたから、昨年の5月頃だろうか。近所を歩いていて、百貨店の食品売り場の袋を抱えた身なりのいい老夫婦を目にした。非常食を買いにきたのかと思ったが、どうもそうではないらしい。 「買…
続きを読む →法人都民税・事業税の予定申告の書類が送られてきた。新型コロナの感染拡大で緊急事態が発出され、わざわざ銀行に行くのも気が進まないと思ったら、クレジットカードでも支払えるという。 東京都の場合、カード払いには0.73%の決済…
続きを読む →いまだに多くのひとが、「老後に備えて早めにマイホームを買わなければならない」と思っている。だがこの常識は正しいのだろうか。 ここで、「持ち家が得か、賃貸が得か」という神学論争を始めるつもりはない。マイホームの購入というの…
続きを読む →新型コロナの感染拡大にもかかわらず、厚生労働省の人口動態統計(速報)によると、昨年1~10月の死亡数は前年同期より1万4000人も減っている。(新型コロナを除く)肺炎やインフルエンザの死亡減はわかるが、心筋梗塞や脳梗塞も…
続きを読む →新型コロナウイルスの影響で売上が減った事業者などを支援する持続化給付金は、中小企業200万円、フリーランスなど個人事業者100万円を上限としている。トラブルが多発しているのは申請要件の甘い個人事業者向けで、税理士などが前…
続きを読む →神奈川県弁護士会の元会長が、在任中の報酬全額を返納するとともに、その額に相当する月額顧問料15万円を2年間受け取る顧問契約を結んでいた。なぜこんな奇妙なことをするのかというと、年金事務所から厚生年金の加入義務を指摘され、…
続きを読む →1人10万円の特別定額給付金で注目が集まったマイナンバーカードだが、電子証明書の有効期限が切れていたので更新のため区民センターに行ってきた。感染抑制で「不要不急の外出を控えよ」と政府がいっているのに、本人が窓口に行かない…
続きを読む →日本郵政傘下の日本郵便とかんぽ生命保険の社員が、収入が減った個人事業主らを救済する持続化給付金を請求したとして、日本郵政が社内調査を始めたと報じられた(その後120人が申請と判明)。この記事で不可解なのは次の記述だ。 「…
続きを読む →新型コロナウイルス感染症対策本部の会合で、安倍首相が全国5000万超の全世帯に布マスクを2枚ずつ配布する方針を明らかにした。それ以前には、自民党農林部会で、需要が急減して苦境にある和牛生産者を支援するとして「お肉券」が提…
続きを読む →昨日(3月4日)のエントリー「年金受給、75歳からは不利」について、計算の詳細が不明との指摘があったので、追加で説明します。 現行のルールでは、65歳受給開始を起点に、年金を繰り下げると1カ月あたり0.7%ずつ受給額が増…
続きを読む →「生涯現役で活躍できる社会」を掲げる安倍政権は、「人生100年時代」に合わせて年金の受け取りを75歳まで繰り下げられるようにするという。受給額は65歳受給と比べて84%多くなり、安心した老後を送ることができるとされる。 …
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