日本の若者はほんとうにリスクをとらないのか? 週刊プレイボーイ連載(18)
日本人はリスクをとらない、といわれます。最近の若者は海外に出ようとせず、アメリカの一流大学では、留学生のほとんどは中国か韓国の学生になってしまった、との嘆きもよく聞かれます。 これが、日本の将来に対する重要な警告であるこ…
続きを読む →「週刊プレイボーイ」の連載コラムを、編集部の許可を得て週遅れで全文公開。この連載は集英社より「理由があるシリーズ」として書籍化もされています。
日本人はリスクをとらない、といわれます。最近の若者は海外に出ようとせず、アメリカの一流大学では、留学生のほとんどは中国か韓国の学生になってしまった、との嘆きもよく聞かれます。 これが、日本の将来に対する重要な警告であるこ…
続きを読む →この10年くらいのあいだに脳科学は急速に進歩して、私たちの脳が化学物質によって大きな影響を受けていることが明らかになりました。 脳の仕組みというのは、簡単にいえば入力と出力のあるデジタルマシンで、ニューロンとニューロンの…
続きを読む →菅総理大臣が退陣し、野田佳彦民主党代表が第95代日本国首相に指名されましたが、内閣が変わっても、最大の懸案が衆参のねじれ国会の解消にあることは変わりません。 民主党が大連立を目指すのは、そうしなければ消費税の増税ができな…
続きを読む →もうずいぶんむかしの話ですが、学生時代につき合っていた女の子から突然電話があって、数年ぶりに再会することになりました。当時はバブルの余熱がまだ残っていて、六本木のカフェバーに颯爽とやってきた彼女は、ヴィトンのバッグに花柄…
続きを読む →ある日の夜、住宅街を歩いていると、後ろから若いカップルの言い争う声が聞こえてきました。といっても、男性が一方的に怒っているみたいです。 「オレは高校ではサッカーやってたけど、プロのピッチに立ったことはないよ」男性が、苛立…
続きを読む →わたしたちは日々、無数の「選択」をしています。 インターネットで音楽をダウンロードするときも、近所のコンビニで夕食のおかずを買うときも、たくさんの選択肢のなかから安くて楽しいもの(おいしいもの)を選ぼうと頭を悩ませます。…
続きを読む →7月はじめの休日に、街で奇妙なデモ隊と遭遇しました。手づくりのプラカードを掲げた若者たちが、サウンドマシンを積み込んだ軽トラックを先頭に、ラップに合わせて「原発いらない」「子どもを守れ」と歌い踊っています。アニメ風のコス…
続きを読む →ガテン系のバイトで日当1万円もらって、思ったより儲かったと喜んでいたら、翌日、「計算間違えたから2000円返して」といわれた。こんなとき、素直に財布を出すよりも、怒り出すひとのほうが多いんじゃないでしょうか。 もちろん会…
続きを読む →その奇妙な現象は、ヴィクトリア時代のイギリスの片田舎で開催された「雄牛の重量当てコンテスト」で見つかりました。発見者は、ダーウィンの従弟で、優生学の創始者としても知られる統計学者フランシス・ゴールトンです。 コンテストは…
続きを読む →「1等前後賞合わせて3億円!!」のサマージャンボ宝くじが発売され、人気の売場にはさっそく行列ができています。宝くじの魅力は夢をかなえる一攫千金にあるのでしょうが、その一方で、「宝くじを買うひとはお金持ちにはなれない」とも…
続きを読む →「デモクラシーは有権者の自画像を描くのだから、日本人の民度が低い以上、政治家が無能なのは仕方がない」という意見をよく聞きます。もしこれが本当だとすると、私たちの「民度」が上がらなければずっとこのままということですから、ど…
続きを読む →いまや「21世紀日本が生み出した聖書」(内田樹)とまでいわれる『ONE PIECE』は、「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を求めて大海原をゆく“海賊”ルフィの冒険を描いています。その壮大な神話的世界をひとことで説明する…
続きを読む →菅首相が将来の退陣を約束したものの、日本の政治はますます混迷の度合いを深めています。この原稿を書いているのは内閣不信任案が否決された翌日ですが、1週間後になにが起きているかはだれにも予想できません。 なぜこんなことになっ…
続きを読む →AKB48総選挙は今年もたいへんな盛り上がりを見せました。なぜ、どこにでもいそうなふつうの女の子たちがこんなにも注目を集めるのか? それにはさまざまなヒミツがあるでしょうが、ここではAKBではなく「48」という数について…
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