第1回 侮れぬ居酒屋クーポン(橘玲の世界は損得勘定)
日経ヴェリタスで、「橘玲の世界は損得勘定」という新連載を始めることになりました。以前の「『不思議の国』探検」は日本の金融業界の“不思議”がテーマでしたが、ネタが尽きて連載20回で行き詰まったので、今回はお金に関する身近な…
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続きを読む →大学を卒業したものの、なにをするあてもなく、新橋にある小さな出版社で働いていた。編集長は20代後半の気のいいひとで、世界を放浪したあと見よう見真似で雑誌づくりの仕事を始めた。部下はなにも知らないぼくと、もっとなにも知らな…
続きを読む →カネコさんのアドバイスのおかげで、ぼくは社員10人ほどの小さな出版社に就職することができた。 社長は会社をいくつかつくってはつぶしてきた50代半ばの白髪の紳士で、それ以外の社員はみんな若く、2人の編集長はまだ20代後半だ…
続きを読む →『残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法』に掲載したマクドナルドの話に、前段を加えたものです。 * * * *…
続きを読む →今回の大震災については近いうちに本のかたちで自分の考えをまとめてみたいと思っていますが、それまでブログを休止するのもさびしいので、何回かに分けて昔の思い出を掲載します。 これはもともと、“過去の体験から人生設計を語る”と…
続きを読む →「旅はいつかは終わり、戻るべき家はない」をアップして、ほかにも旅について書いたものがあったことを思い出したので、こちらも掲載します。 * * * …
続きを読む →▼nhさん はじめてコメントさせていただきます。 私は家具デザイン・制作を生業としているのものです。 旅が好きで、これまでも旅先(特に海外)で、日本にはない未知のモノ・人・情報を現地で体験し、刺激を受けてきました。その経…
続きを読む →エジプトの古都ルクソールの国立博物館でのことだ。日本人のシニア夫婦が、切符売場の前で200エジプトポンド(約2,800円)札を握りしめて途方にくれていた。事情を聞いてみると、釣銭がないのでチケットを売ってくれないのだとい…
続きを読む →昨年末にエジプトを旅行したのだけれど、この国は常識を覆されるような体験ができて、とても面白い。ちょっと趣向を変えて、今回は海の向こうの「不思議の国」について書いてみたい。 旅行ガイドブックにも書いてあることだけれど、古代…
続きを読む →これまで日本の金融機関に対していろいろぶしつけなことを書いてきたけれど(関係者にみなさま、すみません)、文句のネタも尽きたので、今回が最終回になる。 それを記念して、というわけでもないのだけれど、最後に日本を変える国家プ…
続きを読む →東京穀物取引所(東穀取)が、東京工業品取引所(東工取)に市場を移管するという記事が出ていた。東穀取は農水省の、東工取は経産省の管轄で、ずっと縄張り争いを続けてきたのだけれど、取引の減少で赤字に陥り、単独では存続できなくな…
続きを読む →金融の教科書を読むと、「投資とはリスクをとることだが、すべてのリスクはヘッジできる」と書いてある。ヘッジというのは、ようするに保険をかけることだ。 僕は最初、この意味がさっぱりわからなかった。ヘッジでリスクがなくなれば、…
続きを読む →これまで日本の金融機関や金融行政がガラパゴス化しているという話を書いてきたけれど、そろそろ文句のネタも尽きてきたので、これから何回か、「こんなふうに変わったら素晴らしい」という前向きな提案をしてみたい。とはいえ僕は金融関…
続きを読む →債券を買うと、半年に1回、利子が支払われる。アパートを誰かに貸すと、毎月、賃料を受け取れる。キャッシュフロー(お金の流れ)は同じなのだから、不動産は金融商品の一種だ。 株式の信用取引では、証券会社からお金を借りて、証拠金…
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