小説『HACK(ハック)』発売のお知らせ

世界はHACKされるのを待っている
バグだらけのシステムだ

欠陥(バグ)があるから
侵入(ハック)する、だけ。

今度の「マネーロンダリング」は、暗号資産(=仮想通貨=クリプト)! これが令和の冒険ミステリーだ!!

橘玲11年ぶりの書き下ろし長編。

新刊『HACK(ハック)』が幻冬舎から発売されます。発売日は22日(水)ですが、都内の大手書店などでは今日の夕方から並びはじめるところもあると思います(電子書籍も同日発売です)。

長らくお待たせしましたが、『マネーロンダリング』(2002年)、『永遠の旅行者』(2005年)、『タックスヘイヴン』(2014年)につづく、国際金融ミステリーの4作目になります。シリーズを読んできた読者は、なつかしい登場人物にも出会えます。

今回の舞台はタイのバンコク。暗号資産で得た利益への課税を逃れて東南アジアで暮らすハッカーの樹生(たつき、30歳)は、安宿で沈没している情報屋と出会い、ちょっとした好奇心から特殊詐欺の捜査にかかわることなる。そんな樹生に、スキャンダルを起こして日本を追われ、バンコクの闇社会に拾われた元アイドルの咲桜(さら)が接触し、クリプト(暗号資産)を駆使した国際的な「陰謀世界」へと迷い込んでいく……という物語です。

20代の頃に夢中になったハードボイルド小説をもういちど読みたいと思って書きました。楽しんでもらえたらうれしいです。

『HACK』の舞台を体験できるPHOTOツアーのページをつくりました。
本を読みながら、「どんなところだろう」と思ったら見てください。