新刊『朝日ぎらい』が朝日新書から発売されます。発売日は6月13日ですが、Amazonでは予約が始まりました。
ジャケットを御覧いただければわかるように、この本のいちばんの“売り”は、当の朝日新聞出版社から出ていることです。
とはいえ、「朝日」を批判したり、あるいは擁護したりすることが目的ではありません。私の興味は、インターネットを中心に急速に広がる“朝日ぎらい”という現象にあります。
詳しくは本を読んでいただきたいのですが、ここでは巷間いわれているのとはまったくちがう視点から「朝日ぎらい」を分析しています。
私の理解では日本は「右傾化」しているのではなく、世界全体が「リベラル化」しています。ネトウヨは右翼(伝統主義)とはなんの関係もない「日本人アイデンティティ主義」です。そして、保守かリベラルかは(ある程度)遺伝によって決まっています。――ついでに、「リベラルがなぜうさん臭いか」もわかります。
なお、『朝日ぎらい』のタイトルは井上章一さんのベストセラー『京都ぎらい』(朝日新書)から拝借しました。この“パロディ”を快諾していただいたばかりか、大いに面白がってくださった井上さんに感謝します。