理屈をいう前に、まずは保育園の送り迎えから 週刊プレイボーイ連載(235)


子育てをしたのはだいぶ前のことですが、ゼロ歳のときから共働きで、月~金のうち2日は私が保育園に迎えにいくことになっていました。公立の保育園は9時から5時までで、前後に1時間延長が認められていました(*)。朝8時に子どもを預けると、5時に迎えにいくためには4時過ぎに会社を出なくてはなりません。これでは正社員の勤務は無理なので、子どもが小学校に上がるまではフリーランスで働いていました。

日本では共働きでも夫が正社員、妻がパートがほとんどで、その保育園では父親が迎えに来るのは私だけでした。「保育園落ちた日本死ね」のブログをきっかけに政治家や識者がいろんなことをいってますが、違和感があるのは、このひとたちのほとんどが保育園を利用した経験がないからでしょう。

待機児童の解消が重要なのは当然ですが、保育園の数を増やしただけでは問題は解決しません。当時、いちばん困ったのは子どもが頻繁に発熱することでした。ほとんどは些細なことですが、保育園では園児の健康に責任がもてないので、37度5分を超えると親に連絡して引き取ってもらうことになっていました。この「お迎えコール」はきわめて厳格で、仕事が忙しいから早引けできない、というのは許されません。私はポケベルをつけて(当時はまだ携帯がなかったのです)、それが鳴ると5分以内に折り返し電話をかけ、「子どもが熱を出したので帰ります」といって駅まで走りました。こうした事情はいまでも変わっていないでしょう。

子どもが小学校にあがると学童保育で預かってもらいましたが、そこで感じたのは、日本の社会では専業主婦が“正常”で、「共働きは特別な事情がある家庭」と扱われていたことです。すでに欧米では共働きが常識になり、専業主婦は「障がいなどの理由で働けないひと」と思われていたのに。

会社も同じで、正社員を長時間拘束することで仕事が成り立っているため、午後4時になると「保育園に子どもを迎えにいきます」と帰ってしまう人間を「正規のメンバー」にすることはできません。私の場合は珍しがられていただけですが、女性の場合、この同調圧力ははるかに強いものがあるはずです。

安倍政権は「女性が輝く社会」を掲げていますが、そのためにはまず「正社員+専業主婦」という日本社会の根本構造を変えなくてはなりません。フルタイム(正社員)とパートタイム(非正規)で異なる待遇は、国際社会では「身分差別」として禁止されています。オランダなどでは労働者がライフステージに合わせて勤務形態を選ぶことができ、パートタイムも「正社員」と扱われます。これなら堂々と4時に退社できるし、子育てが一段落すればフルタイムに戻ればいいだけです(早引けするときは自宅作業にすればいいでしょう)。働き方の仕組みを変えるだけで、共働き家庭の状況は劇的に改善するのです。

待機児童問題の背後には、正社員中心の日本社会の差別的な構造があります。しかし「保育園を増やせ」と叫んで安倍政権を批判するひとたちも、その大半は家事・育児を専業主婦に丸投げしてきた中高年の男性で、自分たちの既得権を手放す気はありません。立派なことをいう前に、まずは子どもを保育園に預け、送り迎えをやったみたらどうでしょう。

(*)30年近く前のことなので、現在とは保育時間などは異なります。

『週刊プレイボーイ』2016年3月22日発売号
禁・無断転載

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28件のコメント

  1. >日本の社会では専業主婦が“正常”で、「共働きは特別な事情がある家庭」と扱われていたことです。すでに欧米では共働きが常識になり、専業主婦は「障がいなどの理由で働けないひと」と思われていたのに。

    欧米でも専業主婦・主夫が市民権を得てきました。欧米が日本に近づいてきたということでしょうね。

  2. 同じ「能力」なら、子供や介護といった「足枷」が無い、24時間いつでもいつまでも即応して働けるやつの方が「強い」=競争力が高いのは自明だと思います。

    この矛盾はどう解決しましょう?
    競争原理を棄てますか?
    「その気になれば24時間戦える人」が24時間戦うことを禁止しますか?

    現状の日本社会では、そもそもいてもいなくてもなんとかなる冗長戦力として扱われている人か、時間が短くともこの人にお願いしたいという「比較的優秀な人」だけが特権的に時短勤務しています。
    そういうカテゴリに入っていたら「珍しがられ」るだけで済むと思いますが。

  3. 共働きの子持ちは実家がとなりとか恵まれた人がいる一方、それ以外で共働きの人は神業。
    公立小学校は朝の見送りで親が登校場合に行かなくてはならないし、交通指導もしなくてはならない。
    役員会や育成会の集まりは平日の昼間に行われる。
    経済的に苦しくなければ子供が中学に行くまでフルタイムは避けた方が無難。

  4. 保育園と連携した信頼の置ける送迎システムを構築できれば、かなり楽になると思います。
    でもなかなか補助金事業にはしにくいですよね。

    あと、お熱のあるお子さんを別室でしばらく管理できるシステムもあると便利だと思います。

    お熱のあるお子さんのために親が休まなければいけない現状は、代替案は見つかりません。

    感染症ばっかりはどうにも…

    国に文句を言ってもどうにもならないところではないでしょうか。

    とりあえず待機児童を減らそう、という国の方策は、とても正しいと思います。

    といいますか、お子さんのトラブルシューティングは、行政側では対応不能な部分が多いと思うのです。

    シンプルに、親の呼び出しを37.5度から38度にすれば、3割くらいは呼び出しへるかな?
    しょぼい提案ですが。

  5. 子育てしていたら、立派だと勘違いしている人が書いている文章ですな
    あなたが自分の子供に愛情を与える時間を与えるために頑張っている同僚がいることを忘れてませんか?

  6. 親近感のあるお話でしたが、批判的コメントが多く、がっかりです。
    これが未だ日本の現状ですね。

  7. [保育園落ちた、日本死ね]という、強烈な呪詛を含んだ言霊が飛んだので、
    オジさんやオバさん達があわくって、役人やらのサビ残の急ごしらえで、
    彼らセンセイ達が発表したものですから、内容は無いよう。とどのつまり
    は、保育園の受け入れ人数を増やせ、との事。そりゃ、問題点そのままを
    返しただけ。暑いよう→暑くないようにせい!改善できればミラクルです。

    国民が借金して日銀が現ナマをバラ撒けば、デフレはインフレに変わり、
    消費が増え、景気が良くなり、社会保障の財源モンダイもなくなり、税収
    も自然増となり、日本の人々はいつまでもいつまでも幸せに暮らしました
    とさ・・と、そうならなかったのと同じ事です。実経済は複雑系で、お金
    を増やせばお金の価値が減じてインフレになるなんて、ただの需給じゃん。

    実際には橘さんが子育てして体験したように、様々な問題がこびり付いて
    いて、ジグソーパズルでワンピースだけを変えられないように、そんなに
    事はカンタンにはいかないのは、私程度のモンにも解ります。広義には、
    「日本人の働き方」の問題なのであって、収容人員数の大小ではないから
    です。そこにセンセイやヤクニン(日銀)が出てくると、もうぶち壊しです。

    一度(実は三度目?)、日本は死んだ方がいいのかも。日本のムラ人達には、
    改革がムリなのはどうやら本当っぽい。それなら、いっそ早い方がラクに
    なる。ニッポン落ちた、政府しね。

  8. > 子育てしていたら、立派だと勘違いしている人
    ↑いやいや、勘違いじゃなくって、本当に立派です!

    未来の納税者、未来の年金を払ってくれる人材を育成しているんですから。

  9. 問題は夫が正社員で妻がパートという構図ではない。夫も妻も正社員と考えるのが正しい。
    その上で,子育てをするとなると,出産のために所得が半減することになる。その選択が出来るかどうかだ。専業主婦なら,子どもが出来ても,出費が増えるのはミルク代とおむつ代で済む。だから何人子育てもしても,当座の影響は小さい。その違いに着目しなければこの問題を正確に捉えていることにならない。
    女性の社会進出を進めるなら、国が先ずその体制を整備することだ。明確な現状分析と,問題意識を持たなければ本質を誤る。
    橘君も同じ間違いを犯している。専業主婦とパートの問題ではない。

  10. 労働者の再生産が出来ない国は弱体化の一途をたどる。
    橘先生だってかなり前の著者に「子供を作らない方が得」と書かれてましたから。

  11. >労働者の再生産が出来ない国は弱体化の一途をたどる。
    >橘先生だってかなり前の著者に「子供を作らない方が得」と書かれてましたから。

    橘さんの言説にも矛盾点やオカシイところはたくさんあります。

    経済的合理性だけで世の中が回っているわけではないことについて
    もういちど再確認するべきです。

    「労働者が増えれば世の中がうまく回っていく」
    のなら、
    シナ大陸やインドはもっと以前から経済発展してきても不思議ではなかったでしょ。

    シナ大陸なら沿岸部と内陸部の経済格差の問題があるし、
    インドならカースト制の問題が発展の妨げになってきています。

    社会的な背景を考えない論議は論議にならないですよ。

  12. なんでこの話になると「自己責任論」がいきなり「出てこなくなる」のか?疑問に思います。
    犯罪者に、犯罪被害者に、リストラされた人に、環境に要因がある事例でも、あれほど容赦なく「自己責任」をぶつけてくるのに。
    親になるという選択をしたことは、純粋に自己責任でしょう?

    もちろん保育園不足も労働環境の悪さも理解した上で、なお「日本死ね」などということをいう身勝手さには不快感を覚えることも事実です。

  13. 私、下の子が生まれたのを機に激務の会社を辞めてフリーランスに。家庭にちゃんとコミットしたかったから。なので幼稚園の送迎も結構行った。他にも2人ほどよく見るお父さんがいたかな。いつも同じメンバー。

    会社に勤めると言うことは、他人にエサを提供してもらう代わりに他人のために働く、という事。だから不自由なのは当たり前。その他人の都合に合わせるしかないから。自由が欲しいなら、自分で狩りをしてエサを取ればいい。すっかり動物園で飼い慣らされてエサの取り方を知らないライオンがいくら吠えても、自分でエサを取っているネズミから見たら「は?何言ってんの?」でしかない。図体だけでかく、声はでかいが、ペットでしかない。

    労働の環境が整っていない事が問題なのではなく、自分でエサを取る気のない「社会にぶら下がりたい人」が多数なのが問題ではないのだろうか?。

  14. >親になるという選択をしたことは、純粋に自己責任でしょう?

    だから、これこそ「合成の誤謬」の一例なのです。

    自分の子供を持つというミクロな問題と、
    持続可能な社会のために出生率をある水準まで維持するというマクロな問題とが
    ごっちゃになっているから、ここまでもめているのです。

    子ども全員を社会全体でバックアップしておけば良いという考えもありましたが、
    そういう考えが「ヤマギシ会」みたいにならないともかぎりません。

  15. 尖沙咀さんの指摘、
    >持続可能な社会のために出生率をある水準まで維持するというマクロな問題とが
    そう、これです。
    出生率維持という目標が正しいとしたら合成の誤謬です。でもこれが間違っていたら?
    人口はマクロ政策ではどうにもならない、人口減は当然のこと、社会の省力化無人化自動化を優先して社会を設計したら二律背反は起きません。

    そもそも橘先生は、そういうマクロなこと考えたって世の中変わらないよ、マクロ政策にかかわっても不幸になるだけだよ、というスタンスを採られることが多かったのでは?
    (そうでないことも多々あるようで、このあたりの矛盾も尖沙咀さんの指摘通りですが。)

  16. 8子ども二人を保育園に預けている三十代女性契約社員です。
    十四年前、二十代前半で結婚した時に「はい、退職届を書いてきてください」と言われ、翌月から正社員から嘱託職員にされました。
    仕事の内容は何も変わりませんが、結婚をして給料だけが下がりました。
    十四年前、北海道の地方都市では特にめずらしい処遇ではなかったと思いますが、正直にとても不満でした。悔しかった。
    結局不満が募って辞めて現在は違う会社で働いていますが、一度仕事を辞めると次に正社員という待遇では勤められないのが大多数の現実かと思います。
    日本死ね、自己責任、国益と個人の問題など、色々な考えや主張があり何が正しく間違っていると割り切れる問題ではないでしょう。
    ただ私が大多数の男性に問いたいのは、
    「子どもが保育園に受からなければ仕事を辞めなければならない」
    と自分の身に起こる事として一度でも考えた事があるか、ということです。
    殆どの人にとっては妻の身に起きることです。自分が仕事を辞めるなんてそもそも選択肢にもならないのでは。
    結婚すると正社員から嘱託職員になる。保育園に落ちれば仕事を辞める。
    日本という国は女性にだけそれらを強いてきて、これからも強いるのでしょう。
    (もちろんご自分が辞める決断をされた男性もいると思いますが、世の中の趨勢としての話です。)
    保育士の給料から、働き方の見直しまで問題は多岐に渡り、一朝一夕に片付く問題ではありません。
    が、世の大多数の男性が、自分の、息子の、婿の身に起きるかもしれない事として捉えてくれたら、何かが変わると信じたい。
    希望を持てないと言いつつ、私もまだ甘いですね。

  17. 出生率を上げたい国の方策をもとに、

    • 子育てと女性の仕事との問題

    • 保育園の数やシステムの問題

    • 子供の病気などの有事に対する問題

    などが議論されていると認識しています。

    行政側から最も手早くサポート出来る事は、やはり保育園の数を増やす事だと思います。

    それ以外の、たとえばお子さんのおられる女性が、緊急で保育園から呼び出しもある中どのように働けばよいか?というような疑問点については、他の方のご意見を拝見してもコレだ!という意見は出ていないと思います。

    保育園に病児を預けさせれば事故や感染拡大がおきますし、母親の方が早退されれば、もしかするとほかの母親のお父さんは残業かもしれません。

    みなさんは、社会保障にどのようなさらなる方策を求めておられるのでしょうか。

    お金?子育て代理システム?

  18. 私も保育園に送迎経験のある父親です。

    一応「自営業者」の端くれとして
    ゼロゼロさんの書き込みにフツーに納得しました。

    他人の都合に合わせるしかない「社会にぶら下がりたい人」に自身がならなければそもそもこんな話しも出にくいのではと思いました。

  19. 家族を大事にする欧州の男性からすれば、日本死ねと叫んだ女性の旦那は育児に参加してないのか!?と疑問に思うだろう。共働き家庭の改善?…人口が集中してる割に保育園が少ないであろう都会に住んで、共働きでやっと生活がギリな方々を救うってなら解決策を考える気ゼロですよ、合理的じゃないから。これって見栄えいいけど内情はローン地獄の家庭と同じですよ。
    また待機してるのは児童じゃなくて親御さん達でしょ、己が働く為の待機場所に保育園を利用。

    欧州があの仕組みの働き方でやっていけるのは、家族(家庭)を大事にし他所は他所と無理なく質素に生活する術を得ている国民的文化があるからで(上手くいくなら社会主義でも大丈夫という合理性)、あの家庭のお子様より良い学校や会社に入れたいとか、あそこよりいい家を建ていい車に乗りたいなど無駄な比肩をしたがる日本人、あまりにも使い捨て派遣が増え見栄なんて張れない若者が生まれ消費が伸びず結婚はおろか子供すら産めない層にいる日本人、やっぱ専業主婦だよね勝ち組は…なんて悟りだしてる日本女性、国民の現状すら見ずひたすら東京に富を集中させる日本人…欧州からすれば到底理解を得られない価値観や国民性だと思います。欧州の働き方を知ったら大半が、「そんな早く退社してまじ何するの?」って思うのが関の山じゃないかな。

    日本死ねというなら日本から退出すればいい話だけど、本当は都会から出ればいいだけの事。
    何なら一度殺してみて社会主義国にでもなってみてはどうですかね。欧米でも子供の為と専業主婦になりたい層はいると思いますが、それでも彼女達は勝ち組とは思わないでしょうけど。

  20. 2回目です。

    セックスの途中に「ああ、コレから未来の社会システムの為に、い、いく」
    「そうよ、きて、未来の人口増なのよー」なんて馬鹿ップルいるかなぁ?

    補助金の出る認可、出ない非認可がある。ヤクニンの天下り先にならない
    ので、非認可は増やしたくない。認可されると補助金が出て料金が安くな
    るが、財政難の中、予算がない。非認可はビジネスなので、使用人を安く
    雇わないと、料金が高くなる。カンタンに言うと、ヤクニンくずれが税金
    を喰うシステム。もっと予算をよこせ!お母さんがカワイソス、と言って
    いるにすぎない。非認可を増やせばいい、料金はマーケットが決めるもの。

    保育所の利用者の稼ぎ(富の創出)<保育士の改善された賃金(同)按分
    となったら、このお母(父)さんは仕事をヤメてしばらく専業主婦(夫)をする
    のが、ミクロでもマクロでも経済合理的になる。実の親が面倒をみたほうが
    なにかといいだろうし・・
    保育所の利用者の稼ぎ(富の創出)>保育士の改善された賃金(同)按分
    なら、補助金を出してでも今の仕事を続けてもらった方が、やはり両面共
    に経済合理的になる。天下りは別問題として。

    橘さんの言うように、労働市場も出入り自由のバザールになれば、テメエの
    持った労働資本価値で、自分を売れる。正社員とか派遣とかパートとかは、
    人工的な日本の社会制度から生まれるのであって、現にその状態にある個人
    を責めてもしようがない。労働市場を流動化させない理由は、コウムインの
    身分保障が崩れるからで、オール霞が関で抵抗しているように見える。

    「少子高齢化」のコトバに騙されていますが、こんなのは数十年前から言わ
    れていたことです。年金なら、徐々に賦課方式から積立方式にスライドすれ
    ばよかったし、医療保険なら、徐々に利用者の負担率を上げたり、死人同然
    になってしまった数日後に逝くだろう意識もない患者にン百万も治療費を掛
    けることをやめればよかった。我らが永田町のセンセイと、それを隠れ蓑に
    している霞が関伏魔殿が、ただサボっていただけの話。庶民同士が「お前が
    悪いんでい!」なんて言い争うなんて、それこそ彼等の思う壺。

  21. 賑やかに多くの意見が寄せられていますね。問題の本質は簡単です。もう一度書いておきましょう。昔、男が大黒柱で,女性が専業主婦であった時代には、子どもが出来ても,子育ての費用は、ミルク代とおむつ代程度で済んでいたのです。然も子育てに男性が関わることもなかった。だから子どもが5人などという家庭が普通にあったのです。
    昨今の女性の社会進出に伴って、夫婦とも正社員という家庭が普通になった。つまり子どもが出来ると,女性が仕事が出来ないから、収入が半減してしまう。ミルク代で済んでいた時代とは構造が全く違っているのです。そんな状態で子育てなど出来るはずがない。男の育休などにしたって,或いは家事応援などにしたって,負担が増えることに何の違いもない。子育てなんか出来ねえよと言う悲痛な叫びがそこから生まれるのです。
    共産圏では,子育てを完全に国営化していたがそこまでしなくても、保育園の完全無償化など幾らでも方法はある。子育てを公費ですることと、育休や,兼業主婦の産休に伴う社会的損失を考えるなら、育児に国費を使い、少子化対策をより具体的にすることは、大きな利益をもたらす。
    先ずそこから始めなければ、何の問題解決にもならない。
    その合意が得られるかどうか。それが問題なのです。

  22. >共産圏では,子育てを完全に国営化していたがそこまでしなくても、保育園の完全無償化など幾らでも方法はある。子育てを公費ですることと、育休や,兼業主婦の産休に伴う社会的損失を考えるなら、育児に国費を使い、少子化対策をより具体的にすることは、大きな利益をもたらす。

    これがうまく行かないから、橘さんも繰り返して言っているように公教育の崩壊が起こっているのでは
    ないでしょうか?

    現在首都圏では半数以上が中学入試に臨むそうですが、その背景には学歴社会というより
    子どもの安全保障のためだと橘さんも論じられていましたね。

    ヤマギシ会では乳幼児は親から引き離して育てるらしいですが、そうやって育てられた
    人間が問題を抱える事例も多く報告されています。

    [本]【読書感想】カルト村で生まれました。
    http://d.hatena.ne.jp/fujipon/20160217

    人間のそもそも持つ子どもたちへの愛情や、逆に子どもたちが親に依存し安心して育つ
    ということについては、もっと配慮されれなければならないのです。

  23. やはり正社員の既得権益をはがすしかないのでは

    あるいはもっと容易にフルからパート、パートからフルになれるようにする
    差別が当然という意識がある以上無理なのか

    日本死ねというならば、日本から出て行けばいい

    気持ちはわかるけど
    なら正社員になれない、日本死ね

  24. 何をするにも個人個人の選択権はあると思います。保育園に落ちた日本しねは、今ある制度に乗ることができなかった方の妬みだと思います。おちたら落ちたなりに次の対応策を考えれば良い。子供の為に何かを、なし得ようとするなら、何かが犠牲になるかもしれない。日本の何処かには定員割れの保育園がありますよ。極論だが極論の向こうにこそなすべき未来があると考えます。

  25. 公立保育園の時間を午前7時から午後11時まで、セブンイレブン化すればいいだけの簡単な話ではないですか?

    そうすれば正社員を辞めることなく、全員ハッピーです。

    現実的には閉演時間を午後8時までにすれば推定95%までカバーできると思います。延長する3時間の経費増は、例えば仮に保育士1人で3人の子供を法律で規定されていたら、3.5人にすればシフトの調節だけでカバーできると思います。

    新設しないで定員を25%増やすのも簡単で、一人当たりに必要な法律の面積を2割縮小すればあっという間に待機児童0人になります。

    私が中学に入学した時は13クラスあったのですが、無理やり12クラスにしたので1クラス53人になりましたがなんの問題も無かったです。

    法律で規定されているために必要とされる保育園に入れないのであれば、法律を弾力的に改正するだけで簡単に解決できます、岩盤規制を崩すだけで改善されます。

    結果出生率も上がり、景気も良くなるので財政投入は不要です。

  26. アラフォーです。1年前から子どもを保育園に預けて、パートで働いています。半年前に母の病気が分かり、片道1時間の実家へ週1回通っています。私がやりたかった仕事をするために職場近くに引越してきたということもあり、夫の通勤時間は片道2時間弱。保育園の送り迎えは当然私です。

    子育てしたい。やりたい仕事もある。人間として当たり前の欲求なのに、女性にとってこれを両立するのは本当にしんどいことです。さらには親の介護も重なると、体力も限界です。2歳児までの保育料はとても高いので、パート収入の2/3は保育園代に消えていきます。平日4日、9時〜17時で働いていて、親の状態も落ち着いてきてはいるので週5日で働くことが不可能ではないですが、子どもがいつ熱を出すか分からない、親の状況がいつ変わるか分からない状況で、正社員として働くこともできません(正社員は24時間365日・・・という気持ちで働いているような、小さな会社です)。また、扶養範囲内で働くとなると、パート収入を増やす(勤務時間を増やす)わけにもいきません。小さい会社だからか、子どもの熱などで休んだ時でも、どこかで代わりに穴埋めしなくてはなりません。これもかなりきついです。さらに言えばアラフォーだから2人目を産むなら早い方がいい・・・でも、この生活をしていたらそんな余裕がない!(体力的に。。)

    それでも仕事は楽しくて、辞めたいと思ったことはありません。ただ、働きたい母親の状況を本当に理解している人はどれだけいるんだろう、と悲しく思います。働いても家計のプラスにはならない。平日の家事育児のほとんどは自分1人でこなすのが当たり前。会社では長時間働けず「すみません」、プライベートでもわんぱくな子どもは公共の場で面倒くさがられて「すみません」。肩身の狭い思いばかり。こんな社会に誰がした、と、思います。

    子どもに手がかかるのは小さいうちだけです。誰もがいつかこういう時期を迎える可能性があります。その一時期だけ、温かい目で見守ってほしいです。この時期を越えれば、今度は自分が、子育て世代を温かく見守る世代になります。仕事を休む人がいたら、その人の分まで働ける人が働くのは当たり前のこと。その時、できる状況にある人がやればいいのです。私も独身時代は24時間365日のような気持ちで働いていました。タクシーで帰るか、終電か、始発か。。決して辛くなく、楽しかったです。人間にはいろんなステージがあるのです。

    政府に期待するのは保育士の待遇改善くらいで、あとは、一人一人の考え方を変えていけば、子育て世代の働きやすい会社ができ、子育て世代が生きやすい社会になっていくかもしれないなと思います。当事者の自分がもっと声を上げなければいけないのですが。まずは自分の会社に・・・。

  27. 私は現在、自営業者&投資家です。

    嫁はフルタイムで働いているので、
    子供を保育園に預けてます。

    当然、送り迎えも私です。

    経済的自由のために、「投資」というバトルフィールドで戦いに明け暮れた私の20台での生活のお陰で、今の私は、自分のペースで仕事をする自由にありつけました。

    私は人生で2回、リストラに遭いましたが、
    今や就職する気なんてありません。
    起業してますしね。

    事業主をやっているので、何だかんだ、お金はかかるんですけどね。。。

    旦那が投資家(自営業者かビジネスオーナ)、
    嫁が正社員なんてのも、これからの時代の生き方としては、合理的に感じます。

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