私たちは「猿の惑星」に住んでいる 週刊プレイボーイ連載(2)
日本の政治に、みんなが怒っています。怒りを通り越して、絶望しているひとも少なくありません。 大震災と原発事故という未曾有の国難にあって、いまこそ国がひとつにまとまらなければならないのに、政治家は足の引っ張り合いばかりして…
続きを読む →日本の政治に、みんなが怒っています。怒りを通り越して、絶望しているひとも少なくありません。 大震災と原発事故という未曾有の国難にあって、いまこそ国がひとつにまとまらなければならないのに、政治家は足の引っ張り合いばかりして…
続きを読む →野球でもサッカーでも、チームが負けてばかりいるとファンやサポーターは「監督を辞めさせろ」と騒ぎ出します。「負けたのは選手が悪いからじゃない。監督が代わればチームは生まれ変わるはずだ」というのが、世界共通のファン心理だから…
続きを読む →「マネーゲームと評判ゲーム」を書いたときに、僧侶・小池龍之介の「情報端末から距離を」というインタビュー記事を思い出した(日経新聞2010年12月20日)。 このインタビューで小池は、スマートフォン人気への異論として、デジ…
続きを読む →「教育格差」を憂えるひとたちの奇妙な論理にたくさんのコメントをいただいた。 誤解のないように述べておくと、私は「教育」を否定しているわけでもないし、公教育への税の投入を1銭たりとも認めない、という極論を主張しているのでも…
続きを読む →親の所得には格差がある(裕福な親と貧乏な親がいる)。 ↓ 裕福な親は、子どもを私立学校に入れたり、塾や予備校に通わせる(教育に投資できる)。 ↓ 有名大学を卒業した子どもは、学歴社会(知識社会)でさらに豊かになる。 この…
続きを読む →「遺伝子決定論?」で子育てについて書いたら、たくさんの質問をいただいた。 私にはそもそも子育てについて語るような資格はないが、ジュディス・リッチ・ハリス(『子育ての大誤解』)によれば、そもそも親が子育てについて語ること自…
続きを読む →『週刊プレイボーイ』11月22日号の「“本”人襲撃」に掲載されたインタビュー「現代社会は不公平。それを受け入れたうえでどう生きるか」を、編集部の許可を得てアップします。 * * …
続きを読む →N.Bさん 橘さんはじめまして。僕は下記について夜も眠れないほど真剣に考えています。ぜひ橘さんのアドバイスをいただきたくお願いいたします。 『残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法』を読み、「伽藍を捨ててバザールに向か…
続きを読む →『残酷な世界~』は、幸いなことに、多くの方に読んでいただけているようです(ありがとうございます)。 作品の評価はもちろん読者の自由なのですが、レビューを見ていると、「遺伝子決定論」という表現が目についてちょっと気になりま…
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