円高と株安についての個人的感想
円高と株安についていくつかご質問をいただいたいので、個人的な感想を書きます。 まず円高ですが、デフレと低金利の経済では通貨は高くなるのが当然です。私は繰り返し「円安は超常現象」と書いてきましたが、これまでほとんど相手にさ…
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続きを読む →「日本の親はなぜ子どもに甘いのか?」で、日本人とアメリカ人の「確信度」の違いについての研究を紹介しましたが、近年の社会学や経済学では、国民性や文化によるエートス(行動や考え方)の差をアンケート調査や実験によって明らかにす…
続きを読む →「信なくば立たず」で教育の話を久しぶりに書いて、「日本の親はなぜ子どもに甘いのか?」という興味深い記事があったことを思い出した。 日本とアメリカで世界観に対する確信の度合いをアンケート調査したもので、その概要は大垣昌夫(…
続きを読む →「1等前後賞合わせて3億円!!」のサマージャンボ宝くじが発売され、人気の売場にはさっそく行列ができています。宝くじの魅力は夢をかなえる一攫千金にあるのでしょうが、その一方で、「宝くじを買うひとはお金持ちにはなれない」とも…
続きを読む →ギリシアの経済危機は、どこかマンガじみている。 そもそもこの国は、野良犬と並んで公務員の数がものすごく多い。ギリシアの経済学者はこれを「公務員爆発」と呼ぶが、その数は財政危機にもかかわらず加速度的に膨張している。 この不…
続きを読む →ギリシアの財政危機が世界経済をふたたび揺るがしはじめました。 昨年(2010年)末にアテネを訪れ、それについて短い文章を書きました。今年の春に予定していた新刊のためのものですが、東日本大震災で企画そのものを取り止めたため…
続きを読む →その年は神戸で大きな地震があって、その2ヶ月後に地下鉄で毒ガスが撒かれた。テレビや新聞は宗教団体が毒ガス製造にかかわっているとして、連日洪水のような報道をつづけていた。カルト教団の信者たちは洗脳されていて、教祖の命令に従…
続きを読む →その頃ぼくはサラリーマンで、四谷にある出版社に勤めていた。 ある日、ぼくが担当した本についての質問書が届いた。差出人は解放出版社というところで、差別をなくすための啓蒙活動を行なっている団体だった。 手紙の内容は、ぼくのつ…
続きを読む →東日本大震災で東北地方は甚大な被害を受けた。とりわけ原発事故を抱える福島県は、農産物への風評被害に加え、観光業も大打撃を被っている。こんなとき、幸いにも被災を免れた私たちにできることがあるとすれば、義捐金を送るだけでなく…
続きを読む →<震災がきっかけで目を背けていた問題が浮上> ――日本人の雇用や住宅などの人生設計のあり方について、今回の震災が改めて考えさせる機会になったということか。 「その通りだ。統計学的には、今回の地震は『ブラックスワン(まれに…
続きを読む →<人的資本の喪失を懸念、会社依存に警鐘> ――震災が日本の経済・雇用などに与える影響が懸念されているが、どう考えるか。 「震災の経済への影響はこれから出てくるだろう。懸念すべきは、膨大な数の人達が家や車などの物的資産だけ…
続きを読む →4月13日にインタビューを受け、20日に配信されたモーニングスター社の記事を、同社の許可を得て、今日から3回に分けて掲載します。 * * * …
続きを読む →24歳のときに、友だちと3人でママゴトみたいな会社をつくった。同じ頃に彼女に子どもができて、ママゴトみたいな結婚をした。 社長は3つ年上で(その頃はオジサンだと思ってたけどまだ27歳だった!)、ぼくたちに給料は毎月10万…
続きを読む →日経ヴェリタスで、「橘玲の世界は損得勘定」という新連載を始めることになりました。以前の「『不思議の国』探検」は日本の金融業界の“不思議”がテーマでしたが、ネタが尽きて連載20回で行き詰まったので、今回はお金に関する身近な…
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