『「リベラル」がうさんくさいのには理由がある』発売のお知らせ

集英社から『「リベラル」がうさんくさいのには理由がある』が発売されます。

発売は5月26日(木)ですが、都内の書店では明日の夕方から店頭に並ぶと思います。電子書籍版はすこし遅れますが、6月10日(金)からダウンロード可能になる予定です。

書籍版はこちらから予約注文できます。

『週刊プレイボーイ』の連載をまとめた単行本の3冊目ですが、巻頭の「「リベラル」の失敗-「沖縄『集団自決』裁判とはなんだったのか」は60ページの書き下ろしです。

「歴史認識」が国際問題になるにつれて、「過去を直視する責任」が問われるようになりました。しかしはたして、一般市民が歴史資料を渉猟し、客観的な立場で現代史を評価できるのか。そして、“リベラル”を自称するひとたち自身が過去を「直視」しているのかを、沖縄戦を例に検証してみたものです(この取材で沖縄と奄美を訪れました。そのときの写真も近日中にアップする予定です)。

日本の「リベラル」はどこかうさんくさい、と思っている、「リベラル」が嫌いなひとにこそ読んでほしい本です。

なお、発売中の『言ってはいけない』『「読まなくてもいい本」の読書案内』からのスピンオフ(R指定版)ですが、本書は『「読まなくくてもいい本」~』PART5「功利主義」で述べたことを日本社会のさまざまな出来事に適用しています。私のなかではこの3冊は同じテーマを別の角度から描いたものなので、合わせてお読みいただければ幸いです。

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