ロシアによるウクライナ侵攻は「歴史戦」の末路 週刊プレイボーイ連載(523)
5月9日は、ロシアにとってもっとも大切な記念日です。1945年のこの日、ソ連軍と連合軍がベルリンを陥落させてドイツが無条件降伏し、ヨーロッパでの戦争は終わったのです。 プーチン大統領はこの戦勝記念日で、「われわれの責務は…
続きを読む →5月9日は、ロシアにとってもっとも大切な記念日です。1945年のこの日、ソ連軍と連合軍がベルリンを陥落させてドイツが無条件降伏し、ヨーロッパでの戦争は終わったのです。 プーチン大統領はこの戦勝記念日で、「われわれの責務は…
続きを読む →中国では、新型コロナウイルス(オミクロン型)の感染拡大で3月末に始まった上海のロックダウン(都市封鎖)が、1カ月を超えても解除の目途が立たず、住民の不満が高まっています(その後、6月中の全面解除の方針が示されました)。北…
続きを読む →ユーロ危機の頃ですから10年以上前になりますが、メキシコでアステカ帝国時代の遺跡を訪ねる外国人向けのツアーに参加しました。参加者の国籍はまちまちですが、たまたまランチで同じテーブルになったのが若いカップルで、女性はイタリ…
続きを読む →【3月24日執筆のコラムです。状況は刻々と変わっていますが、記録のためアップします】 ウクライナのゼレンスキー大統領が日本の国会で演説し、国民の苦境を訴え、一日も早い平和の実現のためにロシアへのより強力な経済制裁を求めま…
続きを読む →【3月18日執筆のコラムです。状況は刻々と変わっていますが、記録のためアップします】 ロシアのウクライナ侵攻は大方の軍事専門家の予想に反して膠着状態に陥り、「数日でキエフを占領して傀儡政権を樹立する」というプーチンの当初…
続きを読む →【3月10日執筆のコラムです。状況は刻々と変わっていますが、記録のためアップします】 ロシアがウクライナに侵攻してから2週間がたちましたが(3月10日現在)、いまだに状況は混沌としたままです。欧米の軍事専門家は当初、ロシ…
続きを読む →【3月3日執筆のコラムです。状況は刻々と変わっていますが、記録のためアップします】 1955年のアメリカ映画『理由なき反抗』には、ジェームズ・デーィン扮する17歳の主人公が、地元の不良とチキンレースを行なう有名なシーンが…
続きを読む →「今年はどうなる?」の予想が当たる確率はせいぜいコイン投げと同じというのが相場ですが、数少ない例外のひとつに米中対立があげられるでしょう。 バイデン政権は、国内が共和党支持(保守派)と民主党支持(リベラル)に二極化してい…
続きを読む →米軍がアフガニスタンから撤退し、イスラーム原理主義組織タリバンが全土を掌握したことで、2001年10月の空爆以来20年続いた戦争はアメリカの「敗北」に終わりました。 米大学の試算では、アメリカがこの戦争に投じた費用の総額…
続きを読む →歴史的な大接戦となったアメリカ大統領選はバイデンが勝利宣言しましたが、トランプはまだ敗北を認めていません。決着までにはしばらくかかりそうですが、それでも米紙ニューヨークタイムズの出口調査ではいくつか興味深い傾向がわかって…
続きを読む →新型コロナの感染第二波が広がるなか、パリ近郊の公立中学校で歴史と地理を教えていた教師が刃物で首を切られて殺害されるという衝撃的な事件が起きました。 「表現の自由」を教える授業でムハンマドの風刺画を見せたことにムスリムの生…
続きを読む →「史上もっとも見苦しい」と酷評された米大統領選の最初のテレビ討論が終わったと思ったら、トランプ夫妻が新型コロナに感染したというニュースが飛び込んできました(その後、回復しました)。アメリカ社会の混沌は深まるばかりですが、…
続きを読む →黒人男性が警察官による過度な制圧によって死亡した事件を受けて、全米に「ブラック・ライブズ・マター(黒人の生命も大切だ)」の抗議行動が広がりました。 スターバックス発祥の地としても知られるワシントン州シアトルのキャピトルヒ…
続きを読む →アメリカ中西部のミネソタ州ミネアポリスで、黒人男性が白人警官に暴行を受け死亡した事件をきっかけに、アメリカ全土で抗議行動が広がっています。新型コロナの感染拡大でアメリカ社会の矛盾が顕在化しましたが、そのすべてがこの混乱に…
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