カテゴリー別アーカイブ: Libertarianism

リバタリアニズムLibertarianismは自由Libertyを語源としていることからもわかるように、自由主義のことですが、リベラリズムLiberalismとは「自由」についての考え方が異なります。よく「市場原理主義」と混同されますが、これは誤解で、「自由原理主義」あるいは「もうひとつの自由主義」の訳が適切です。

リバタリアンは、国家は個人(国民)の自由を制限しており、自由を最大化するためには国家の機能を市場に代替させるべきだ、と主張します。国家を縮小し、最後には国家のない世界を夢想するという意味では無政府主義(アナキズム)の一種でもあります。

それに対してリベラリズムは、国民の幸福を最大化するために国家の介入——累進課税と福祉(公共事業)——を積極的に認めますから、これは国家主義Statismの一種ということになります。

ここでは、日本の社会問題をリバタリアニズムの視点から読み解いていきます。

「教育問題」に関するあれこれ

例によって、橋下大阪市長の「教育改革」構想について議論百出している。私は地雷原には近づかないことにしているし、それ以前に、小学生を留年させるとか、卒業式で起立させるとかの論争が、(どうでもいいとはいわないけれど)「教育問 … 続きを読む

カテゴリー: Libertarianism | 42件のコメント

GKB47のイタさについて

野田政権による自殺対策強化月間のキャッチフレーズ「GKB47」が、あまりの不評のため撤回された。自殺予防に取り組むゲートキーパー(門番)を47都道府県で増やそうというキャンペーンだが、自殺対策に取り組む民間団体などから「 … 続きを読む

カテゴリー: Libertarianism | 12件のコメント

贈与税の非課税枠はなぜ不動産投資にしか使えないのか?

12月1日付の日経新聞(夕刊)に、「住宅向け贈与 非課税拡充」という記事が掲載されていた。 2012年度税制改正で、住宅の購入用資金を親や祖父母から譲り受ける際の贈与税の特例措置を2年間延長するとともに、贈与税の基礎控除 … 続きを読む

カテゴリー: Libertarianism | 5件のコメント

ゆたかな国のマイクロクレジット

「「生活保護で貧困はなくならない」と賢者はいった」でムハマド・ユヌスのことを書いたが、先進国でのマイクロクレジットの実験についてすこし追加しておこう。 バングラデシュのような最貧国でしか機能しないとされてきたマイクロクレ … 続きを読む

カテゴリー: Libertarianism | 14件のコメント

書評:東浩紀『一般意志2.0』

話題になっている東浩紀『一般意志2.0』をとても興味深く読んだので、その感想を書いておきたい。 本書のいちばんの美点は、きわめて平易かつ明晰に書かれていることだ。私のような哲学の専門外の者でも、著者の思考の航跡を正確に追 … 続きを読む

カテゴリー: Libertarianism | 7件のコメント